補聴器を有効に使うために

 当院では補聴器装用がうまくいくような聴覚リハビリテーションに取り組んでいきます。

 また、耳鳴り患者さまの日常生活の不自由に対して聴覚リハビリテーションに取り組んでいきます。

 さらに、耳鳴り治療方法として音響治療にも取り組んでいきます。

 難聴には補聴器治療が定番です。しかし実際補聴器を購入されても有効に使っておられる患者さまはまだまだ少ないと感じます。これは何故でしょう?

 さまざまな理由が考えられます。一つには補聴器の導入、装用に関して積極的に医師の関与が少ないことも原因の一つと考えます。また補聴器装用後の聴覚に対する訓練も計画的におこなっていることはまだまだ少ないものと感じます。

 当院では補聴器装用がなるべくうまくいくような聴覚リハビリテーションをおこないます。これによって補聴器導入時、使用時の問題点を考え、少しでも聞こえが悪くなってしまったことによる日常生活の質の改善を目指したいと考えております。

 またきこえが悪なってしまった患者さまの日常生活の不具合という点では、補聴器装用の適応にならない聴覚障害の患者さまにとっても同じように、他の人には理解してもらえないような問題を抱えておられる方は多いものと感じます。これらの諸問題に対しても少しでも和らげられるような、聴覚リハビリテーションに取り組んでいきたいと考えます。

 さらに耳鳴り治療にも積極的に取り組んでいきたいと考えます。

 当院では耳鳴り治療には薬物療法と音響治療を柱として考えております。音響治療には前述の補聴器によって聴覚の脳に音の情報を届けることによって耳鳴りを軽減する効果が期待できます。音響治療に使うものはもちろん補聴器のみではなく、心地が良い感じの自然環境音、例えば小川のせせらぎ音、海辺の波打ち際の音、滝の流れる音なども用います。

 また自宅でも快適な音楽を流したりすることによって耳鳴り改善効果が期待できます。また前述の難聴リハビリによって耳鳴り改善がみられることがあります。

 これらの方法に積極的に取り組んでいきたいと考えます。